第17回全国地方議員交流研修会一覧

米中激突の東アジア、問われる日本の進路

第17回全国地方議員交流研修会 ■ PART2 パネルディスカッション

 

第17回全国地方議員交流研修会が8月10日、Zoom会議システムを使ってオンラインで開催された。そのパート2では、「米中激突の東アジア、問われる日本の進路」のテーマで、パネリストは羽場久美子さん(青山学院大学名誉教授・神奈川大学教授)、柳澤協二さん(国際地政学研究所理事長・元安全保障担当の内閣官房副長官補)、伊波洋一・参議院議員(沖縄県選出)の3氏。「台湾有事」を画策し、日本をその前面に立てようとするアメリカの策動を許さず、東アジアの平和と繁栄を確保するため、地方自治体議員の報告発言を含めて活発な討論が行われた。地域、地方自治体での課題も鮮明にされた。以下、その報告。誌面の都合で2回に分けて掲載する。

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交流と連携深まった第17回全国地方議員交流研修会

自治体レベルで共同して行動を起こし、国政に発言する

 第17回全国地方議員交流研修会は8月10日オンラインで開催され、北海道から沖縄まで全国34都道府県、73の自治体から議員が参加した。「歴史的転換期の世界、問われる国と地方の生き方――地方自治体議員の課題は何か?」がテーマであった。三つのパート、①「コロナ禍が暴く地域の諸課題、地方政治の役割」、②「米中激突の東アジア、問われる日本の進路」、③「大阪府の医療崩壊と維新政治」に分けて討論が行われた。
 今回はコロナ感染が急拡大する中、「緊急事態宣言」が発出されている下での開催となった。Zoomシステムを使った交流研修会は初めての試みであったが、コロナ禍の困難を乗り越え交流と連携を深め、大きく成功した。 続きを読む