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自主・平和・民主のための広範な国民連合
『日本の進路』地方議員版22号(2004年2月発行)
イラクへの自衛隊派遣に反対する
ここ石川県加賀市は、神の国発言で有名な森前首相のお膝元、大変な保守王国として知られ、「石川県が変わればこの国も変わる」などともいわれている地域です。そんな加賀市ですが、昨年の12月議会に、私の他2名の議員が「自衛隊のイラク派遣に反対する意見書」の原案を議長宛に提出しました。通常ならこのような意見書は多勢に無勢の形で保守系議員に一蹴されて否決の憂き目にあうのですが、今回は世論の意向を意識してか、文言調整に応じる等前向きな反応を示しました。調整に当たり、私達は文中に「イラクへの自衛隊派遣は憲法九条違反であり、いかなる名目であれ派兵するべきではない」旨を明記すべきと強調したため、本会議最終日ギリギリまで調整は難航しました。そして最後の段階で、このまま否決されてしまうよりは全議員が一致して賛成するという実を取るほうが良いと判断し、修正を加えた上で下記のような意見書としてまとめたのです。 最近毎日イラクに派遣された自衛隊のニュースが報道されています。私は現小泉内閣がアメリカについていくしか選択肢が無いという独断の中、アメリカが主導する「不条理な戦争」に突入していくという、まさに思考停止状態にある事に対して大いに危機感を抱いています。
日本は独立した国であり、独自の生き方を目指すべきです。勿論日米の関係は、適切な距離で真摯な議論ができる関係を経て、相互信頼に値する外交を継続すべきである事は論を待ちません。
いずれにしても、「平和は軍隊ではなく、対話で守ることができる」と考えています。アメリカだけを意識せず、もっと近隣のアジア諸国との強調と安全の基盤を持つべき外交を求め、全国の仲間と運動の輪の拡大のため歩みます。共に頑張りましょう。
自衛隊のイラク派遣に関する意見書 加賀市議会