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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2005年2月号

第1軍団は来るな!

2月19日、大勢の人でキャンプ座間司令部を取り囲もう!

神奈川平和運動センター事務局長  加藤泉


 米国ワシントン州にある米陸軍第一軍団司令部は、太平洋から中東、アフリカの一部までを行動範囲とする先制攻撃軍団です。世界的な米軍再編の動きの中で、その第一軍団司令部をキャンプ座間に移転する計画。米国の司令部の下に自衛隊を組み込み、肩代わりさせるというのがねらいでしよう。これまでの「極東」の日米安保から大きく逸脱し、「世界」の日米安保へ、アジアの一員である日本が米国と一体となってアジアや中東の国々を敵視することになります。第一軍団司令部の座間移転は、米国が進めている米軍再編の象徴であり、絶対に容認できません。
 キャンプ座間の地元の相模原市と座間市は、市長も市議会も市民組織も反対を表明していますが、まだ大勢の市民の運動、大きな世論とはなっていません。「歓迎されないところに米軍は行かない」というラムズフェルド米国防長官の発言を受けて、地元で「キャンプ座間への米陸軍第一軍団の移駐を歓迎しない会」が昨年末に発足しました。その「歓迎しない会」から、「キャンプ座間の包囲行動」を実現し、市民の反対の意思を内外に表明したい、と神奈川平和運動センターに呼びかけがありました。
 キャンプ座間全体は東京ドーム九十個分もある広さ、そこで南端にある在日米軍司令部(周囲約二・二キロ)を人間の鎖で包囲する。米軍再編を協議する外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2+2)が開かれる前、二月十九日に包囲行動を行うことになりました。
 「歓迎しない会」「神奈川平和運動センター」「基地撤去県央共闘会議」が実行委員会で、地元の自治体や地元にある協議会の皆さんにも協力をお願いしたいと思っています。三万枚のチラシをつくり、駅頭宣伝や地域で直接市民に呼びかけます。市民自ら立ち上がり行動に参加して、第一軍団のキャンプ座間への移設に反対であることを、日本政府と米国政府に明確に示したい。
 神奈川は、横須賀の原子力空母母港化阻止の闘い、厚木基地爆音訴訟、米軍池子住宅増設反対など、県内の労働組合や市民団体が、それぞれ抱えています。それぞれの闘いを前進させるためにも、象徴的な第一軍団司令部移駐反対の闘いを今年の最初の闘いにしようと思っています。
         (文責編集部)


第1軍団は来るな!キャンプ座間司令部包囲行動
◆日 時  2月19日(土)14時集合
◆集合地点 座間消防署臨時駐車場(小田急線相武台駅下車、徒歩15分)
◆雨天決行、飛び入り大歓迎、ノボリ・プラカード歓迎、運動靴で参加を!
◆主催 キャンプ座間司令部包囲行動実行委員会
 連絡先 042-741-0232/046-253-8888/046-264-4345/045-773-9880
     神奈川平和運動センター/基地撤去県央共闘会議/歓迎しない会


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