国民連合とは月刊「日本の進路」地方議員版討論の広場集会案内出版物案内トップ


自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2003年1月号

殺人・犯罪の巣 米軍基地は出ていけ!

各地で怒り噴出


沖縄 米軍上官が強姦未遂!

 沖縄で十一月二日、米海兵隊少佐による女性強姦未遂事件が発生。米軍上官による犯罪に怒りの声が渦巻いている。県警は十二月三日に逮捕状をとり米兵の身柄引き渡しを要求したが、米側は理由も示さずに拒否。十九日の起訴でようやく身柄が引き渡された。不平等な日米地位協定に県民の怒りは高まり、県議会も抗議決議と意見書を全会一致で可決。身柄引き渡し拒否は「わが国の主権を踏みにじるもので、断じて容認できない」と抗議した。外務省は「地位協定の運用改善」という従来の姿勢にとどまっており、日米安保の矛盾を沖縄に押しつける政府の責任を追及しなければならない。


神奈川・厚木 対イラク戦争反対
米軍の違法爆音を許さない


 米軍厚木基地のある神奈川県大和市で十二月八日、神奈川平和運動センター、原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議(県央共闘)が「有事法制反対! 対イラク戦争反対、第三次厚木訴訟の控訴と違法爆音を許さない神奈川集会」を開催。日曜にもかかわらず米軍機の飛行訓練が行われる中、七百人が集会とデモ行進を行った。集会では第三次厚木訴訟の控訴と違法爆音を許さない、有事法制反対!対イラク戦争反対と宣言を採択、在韓米軍による女子中学生轢殺事件の無罪評決を許さない特別決議を上げた。
 県央共闘の鈴木保委員長は挨拶で、横須賀からイージス艦「きりしま」がインド洋に向かうこと、厚木基地が朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争に使われたことに触れて、二度と戦争をしないために有事三法反対、対イラク戦争反対を訴えた。
 集会には反米運動の高まる韓国からもメッセージが寄せられた。


韓国 噴き出す反米感情 40万人がデモ行進
国の主権、国民の自尊心を回復しよう


 韓国では2002年6月、女子中学生2人が一般道で米軍の装甲車にひき殺される事件が起き、さらに運転していた米兵らが米軍の軍事法廷で無罪となったことから、連日連夜、反米行動が行われている。12月14日には全国60カ所で「ごう慢な米国糾弾と主権回復のための国民平和大行進」が行われ、ソウルの約12万人をはじめ、合計約40万人が参加。ブッシュ大統領の直接謝罪と不平等な在韓米軍地位協定の改定などを求めている。
関連情報→韓統連ホームページ