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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2001年5月号
広範な国民連合佐賀 第五回総会
講演「諫早湾の水門を開けろ」
国民連合佐賀は四月十五日に五回目の総会を開催しました。佐賀県東部地区漁協青年部会長の田村和之氏に記念講演をしていただきました。田村さんは漁師であり早津江(はやつえ)漁業協同組合の役員でもあります。講演の題は「諫早湾の水門を開けろ」です。
皆さんすでにご存じのように九州の有明海ではあらゆる種目の漁獲高が激減し、とうとう養殖ノリまで採れなくなってしまいました。理由はいろいろ考えられますが諫早湾のシメ切りが最大の原因であることは明らかです。
田村さんは次のように訴えました。「この七キロの堤防を撤去しない限り有明海は元には戻らないけれど、今はまず二百メートルの水門を開けさせたい。シメ切りによって発生するリゾソレニアというプランクトンがノリ不作の直接の原因であると思われるからだ。佐賀・長崎・福岡・熊本四県漁民だけが頑張ってもだめだ。一般の国民を味方につけなければ絶対に勝てない。そのためには現状を理解してもらわなければならない。だから私は今日やって来た」。
『諫早湾干拓工事を中止させ、水門を開放し、宝の海 有明海の再生実現に努力しよう』を国民連合佐賀は今年度のスローガンの一つに掲げました。他のスローガンは次の通りです。
一、沖縄駐留海兵隊の削減・撤去を闘い取ろう。
一、憲法改悪・教育基本法改悪を阻止し、反動化・軍国主義化教育をなくし、改悪歴史教科書の採択をやめさせよう。
一、参議院選挙・各自治体選挙の勝利を勤労県民と共に闘い取り、憲法改悪と軍国主義化に反対し、生活不安を断ち切るよう団結頑張ろう。 連帯のメッセージを各地からいただきました。ありがとうございました。
平和・民主・共生のための広範な住民連合(宮崎)第二回総会
三月三十一日、広範な住民連合(宮崎)は宮崎市総合体育館会議室で第二回総会を開催した。宮崎の賛同人は現在五十八人であるが、三十人の出会であった。
中村瀞代表世話人のあいさつの後、議長を選出し、二〇〇〇年度取り組みの総括および二〇〇一年度の運営方針について議論した。
一つの課題を深く掘り下げていく住民運動と異なり、人間の安全保障をめざし、多様な取り組みを考える間口の広い住民連合だけに事務局にもまた会員にも、いささかとまどいのある初年度であり、模索の一年であったと総括された。
またこれまで、会の理念に向かって、賛同人が主体的に運動にかかわっていくために、平和・民主・共生三部会を設け、分野別に学習会をもち、取り組みの課題について議論を深めてきたが、今年度はそれを地域住民と共に取り組み得る運動として発展させることや、憲法・教育基本法・教科書問題等についての住民に分かりやすい問答集づくりにあたることなどが議論になった。
なお、総会開催にあたって、賛同人以外の「日本の進路」読者をはじめ二十人ほどに総会の案内を発送したが、五人の出会があり、全員が賛同人として会に加入された。
多くの広範な国民連合から熱のこもった連帯のメッセージをいただきありがたく謝意を表したい。