7月3日在沖米海兵隊員による女子中学生に対する準強制わいせつ事件が起き、同日2名の在沖米海兵隊員による器物損壊事件と同事件幇助事件が起きました。
沖縄県議会は度重なる米兵の犯罪に5日午前10時から開会した本会議で同事件に関する意見書と米軍当局への抗議を全会一致で決議した。
以下は沖縄県議会の意見書と抗議決議文である。
在沖米海兵隊員の住居侵入及び女子中学生に対する準強制わいせつ事件等に関する意見書
去る7月3日午前4時45分ごろ、沖縄市において、在沖米海兵隊普天間基地所属の上等兵が民家に侵入し、就寝中女子中学生にわいせつな行為を行うという事件が発生した。
また、同日午後9時35分ごろ、北谷町の国道上において、器物損壊の容疑者の逃走を2人の在沖米海兵隊員が幇助した行為で逮捕されている。
米軍人による事件は、去る5月20日にも沖縄市内において在沖米空軍所属の上等兵による強盗事件を初め3件の事件が発生しており、米軍人・軍属とその家族の刑法犯の発生件数は昨年の14件に比ベ22件と約2培近くとなっている。このようなたび重なる米軍人等による事件の発生は周辺住民はもとより県民に大きな不安と衝撃を与えている。
本県議会は、これまでも米軍人による事件に対し、厳重に抗議してきたにもかかわらず、このような米軍人による事件の発生は断じて許せるものではない。
よって、本県議会は、県民の生命・財産と人権を守る立場から、今回の事件に対し厳重に抗議するとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要請する。
記
1 綱紀粛正を行うこと。
2 兵員に対する教育を徹底して行うこと。
3 再発防止について万全を期すこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成12年7月5日
沖縄県議会
内閣総理大臣
内閣官房長官
外務大臣
防衛庁長官
防衛施設庁長官
あて
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在沖米海兵隊員の住居侵入及び女子中学生に対する準強制わいせつ事件等に関する抗議決議
去る7月3日午前4時45分ごろ、沖縄市において、在沖米海兵隊普天間基地所属の上等兵が民家に侵入し、就寝中の女子中学生にわいせつな行為を行うという事件が発生した。
また、同日午後9時35分ごろ、北谷町の国道上において、器物損壊の容疑者の逃走を2人の在沖米海兵隊員が幇助した行為で逮捕されている。
米軍人による事件は、去る5月20日にも沖縄市内において在沖米空軍所属の上等兵による強盗事件を初め3件の事件が発生しており、米軍人・軍属とその家族の刑法犯の発生件数は昨年の14件に比ベ22件と約2倍近くとなっている。このようなたび重なる米軍人等による事件の発生は周辺住民はもとより県民に大きな不安と衝撃を与えている。
本県議会は、これまでも米軍人による事件に対し、厳重に抗議してきたにもかかわらず、このような米軍人による事件の発生は断じて許せるものではない。
よって、本県議会は、県民の生命−財産と人権を守る立場から、今回の事件に対し厳重に抗議するとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。
記
1 綱紀粛正を行うこと。
2 兵員に対する教育を徹底して行うこと。
3 再発防止について万全を期すこと。
4 県民に対して謝罪すること。
以上のとおり決議する。
平成12年7月5日
沖縄県議会
駄日米国大使
在日米軍司令官
在日米軍沖縄地域調整官在沖米国総領事
あて