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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2000年6月号
米軍のPCBはアメリカへ返せ!
五月十日、横浜市反町公園で行われた神奈川平和運動センター(宇野峰雪代表)主催「五・一〇米軍のゴミ『PCB』は米国へ返せ!緊急神奈川集会」には、労働組合から千五百人が参加。市村忠文・フォーラム平和・人権・環境事務局長、小泉親昂・社民党県連幹事長、齋藤勁・民主党県連幹事長、柏美穂・神奈川ネットワーク運動横浜市議団長が挨拶。沖縄平和運動センターからのメッセージが紹介され、グリーンピースジャパンが連帯の挨拶を行うなど、幅広い皆さんが駆けつけました。集会後、参加者はデモ行進を行いました。
相模補給廠から一度は国外に持ち出された米軍の廃棄物が、有害物質PCBが含まれているということで、アメリカとカナダから陸揚げを拒否され、四月十八日、再び横浜港に戻ってきました。
これに対して環境保護団体グリーンピースなどは、廃棄物を積んだ貨物船選に乗り込んで抗議するなどして半日、陸揚げを延期させましたが、結局、ノースドックに搬入されました。
港湾管理者である横浜市は、「すみやかな港湾区域外への搬出」を条件に入港を許可したのですが、米軍はこれを無視。日米地位協定によりノースドックは国内法の適用を受けないので、港湾管理者の市としても、なす術がないのが現状です。
ドイツの地位協定では、基地内でも環境法が適用され、さらに自治体の立ち入り検査もできるといいます。改めて、日米地位協定の不公平さが明らかになりました。米軍基地の撤去と共に、この根拠となっている日米安保条約の清算が求められています。