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自主・平和・民主のための広範な国民連合
月刊『日本の進路』2005年8月号

連携して小泉政権の内外政治と闘おう

超党派で地方議員全国交流会開催


 小泉政権は、「三位一体改革」による地方切り捨てなどの改革政治、米国に追随しでアジア敵視する政治・軍事大国化の道を進めています。
 こうした中で七月二十一〜二十二日、「連携して小泉内閣の内外政治と闘おう」という三百六人の呼びかけで、「二〇〇五年地方議員全国交流会」が大阪市で開かれた。地方議員など二百六十人が参加して、昨年を上回る成功をおさめた。

【第一日目・二十一日】
◆主催者あいさつ
 槙枝元文・広範な国民連合代表世話人は、「三回目の議員交流会だが回を重ねるごとに発起人も参加者も増えている。この交流会は超党派の会であり貴重だ。今後も連携して発展させたい」と述べた。
 実行委員会を代表して、隅田康男・大阪府議は「労働運動などが低調な中で、党派を超えた地方議員の役割は重大だ。大同団結して闘いに役立つ議論を行おう」と呼びかけた。

◆連帯のあいさつ
 山本潤一・日教組副委員長は、「憲法・教育基本法改悪を許さない取り組み」「義務教育国庫負担金の堅持」「職場環境の改善」などの日教組方針を紹介し、連帯を表明した。
 武洋一・全日建連帯労組関西地区生コン支部副委員長は、「役員六人が逮捕拘留されて半年以上になる。これは生コン業者の協同組合化や労働組合との連携を恐れた弾圧だ。弾圧をはねのけて闘う」と述べた。
 和田貞夫・全国中小企業団体合会会長は、長年の経験を述べながら、「中小企業と労働者が一体となって大企業と闘う以外に中小企業を守る道はない」と訴えた。
 来賓として、近畿地方特定郵便局長会の高田善文会長が紹介された。

◆講演
 野中広務・元自民党幹事長が「日本の進路と東アジア情勢」と題して、吉元政矩・元沖縄県副知事が「東アジアを危うくする日米軍事同盟」と題して、講演を行った。(要旨別掲)


【第二日目・二十二日】
◆分科会
 (1)「米軍再編・戦争できる国づくりと自治体」、(2)「アジアの連携と教育・教科書」、(3)「三位一体改革・市町村合併・民営化」、(4)「地域経済の活性化」、(5)「環境を守る地域政策」、(6)「男女共同参画とバックラッシュ」のテーマ別分科会が行われた。(詳細は地方議員版に掲載)

◆全体会議
各分科会の討論内容が報告された。
 三人の議長団から、「全国の動きを生で聞けて参加して良かった」「市場主義の改革の矛盾を覆い隠すためのる排外主義に歯止めをかけることが重要」「三位一体改革などは多国籍企業のための小さな政府作りだ」など感想が出された。
 最後に中川義行・宮崎市議が「党派を超えて連帯が広がった。来年も開催しよう」と呼びかけた。

◆フールドワーク 終了後、在日韓国人・朝鮮人が多く住む大阪市生野区コリアタウンで視察交流が行われた。