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全国の皆さん、明けましておめでとうございます。
二〇〇三年過ぐる一年を振り返ってみますと、第十回総会を前後して、朝鮮民主主義人民共和国に係る問題、二〇〇三年春以降米国によるイラクの侵略等に明け暮れした一年といっても過言ではないでしょう。
政府は十二月九日、向こう一年間人道支援の名目で自衛隊のイラク派遣を決めました。これは国内の世論を無視し、または憲法九条を踏みにじる暴挙です。今日のイラクは米国の侵略当初より厳しい状況にあることは連日の報道により明らかです。米国によるテロに対する無差別攻撃は、多数の非戦闘員の死傷者を出しています。さらに今日フセインが拘束されたことによりテロの報復が激しくなることは論を待つまでもないことです。
フランスのエマニュエル・トッド曰く「アメリカは世界を必要としているが、今や世界はアメリカを必要としていない」。今や米国は世界的に孤立しつつあります。私たちは世界の仲間と共に反戦運動に取り組まなければなりません。
国内においては、グローバル経済の破綻による産業の空洞化、中小企業の破倒産による失業者の増大、加えて犯罪の多発による社会不安の増大、政府の責任は重大であります。私たち広範な国民連合にとって大事なことは、国民を犠牲にし多国籍企業と米国に奉仕する小泉政府に対し広範な国民世論と運動を盛り上げて行くことです。
「目に見える」「音に聞こえる」運動は大変な努力が必要かと思われますが、私たち広範な国民連合は任意の民主団体です。組織の運営、運動は「数の力」「知の力」「財の力」の三位一体であります。私たちは今日現在眠っている賛同人の方々の掘り起こしが必要ではないでしょうか。この積み重ねが組織の活性化につながると思います。向こう一年間、皆さんと共に闘う決意をし、新年のご挨拶とします。