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広範な国民連合・愛媛

「日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書」の採択を願う請願書

「自衛隊をイラクに送らないことを求める意見書」についての陳情書


「日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書」の採択を願う請願書


<請願事項>
 米軍がもたらす騒音、凶悪犯罪、重大事故、環境破壊など、人権侵害から国民を守り、安全を守るため、日米地位協定を抜本的に見直すよう、貴議会で意見書を採択されるよう請願します。


<請願の主旨>
 沖縄ではまたもや米兵が女性暴行事件を引き起こし、多くの国民の怒りを買っています。また嘉手納や厚木をはじめ全国の米軍基地周辺では、米軍機の離発着によるものすごい爆音に正常な市民生活が脅かされています。
 本県でも、岩国基地から飛び立った米軍機のものすごい爆音に、「すわっ、何事が起こったか」とびっくりさせられることがたびたびあります。また、松山空港は米軍岩国基地の
管制下にあるのは周知の事実です。これら、平穏な市民生活を脅かしている原因として、日米安保条約6条に基づく日米地位協定があります。日米地位協定は昭和35年に締結されて以来一度も改訂されていませんが、その間、日本を取り巻く状況は大きく変わってきています。もはやその運用を改善するだけでは、米軍基地ゆえの諸問題の解決は望めず、抜本的に見直す時期に来ていると考えられます。
 哀しく、不幸な出来事を繰り返すことなく、主張すべきことは主張し、是は是、非は非として、従属的な軍事同盟ではなく、平和外交と文化交流で対等な日米友好関係にする必要があります。
 以上の観点から、貴議会が平和で、基本的人権が尊重される国民生活を保障するために、表記の意見書を採択されるよう請願します。


「自衛隊をイラクに送らないことを求める意見書」についての陳情書

<陳情事項>
 政府に、「自衛隊をイラクに送らないことを求める意見書」を提出することを貴議
会で採択されるよう陳情します。

<陳情の主旨>
 危惧されていたことが不幸にも現実になりました。報道によれば11月29日、日本政府関係者2名がイラク国内で命を落とし(殺され)ました。このことは、イラク全土が戦闘地域になっていることを改めて示しています。このような時、この地域に自衛隊が送り込まれれば、必ず犠牲者(戦死者)が出ます。戦闘地域に自衛隊を派遣することは政府自身が認めていません。あえて、「どこが戦闘地域であるかないか私にわかるはずがないではありませんか」と答弁をし、日本の若者を死地に追いやる小泉総理の言動は国是にも反し、無責任極まりないと言わざるをえません。
 「イラク派遣」は国是にも反するばかりでなく、ひとかけらの大義名分ありません。日本がイラクに敵対する理由は一つもないのです。日本は石油がない、だからイラクを始め中東の産油国と仲良くして、平等互恵の貿易によって有無合い補い合っていくことこそ本当の「国益」にかなっているといえるでしょう。アラブの国々は元来日本に対して好意的な感情を持っていたと報じられています。この関係を崩しては取り返しのつかないことになります。イラクの人々に銃口を向けてはなりません。
 アメリカのブッシュは「テロとの闘い」といっていますが、イラク攻撃の口実となった「大量破壊兵器」はいまだに見つかっていません。劣化ウラン弾を打ち込んだブッシュこそ最大のテロリストであり、大量破壊兵器の保有者だと言えましょう。
 「国際社会との約束」だからと政府要人は強弁していますが、ブッシュの下僕のように隷属しているに過ぎません。フランス、ドイツ、ロシア、中国など世界の主要国は、アメリカに協力していません。ブッシュに大義名分はなく、孤立しています。イラクの「復興」ではなく「占領」なのです。だからイラクの人々はゲリラ的に侵略者と戦っているのです。その野蛮な米英のイラク占領政策に盲目的に付き従うのは自主性のある政治、外交だとは言えません。「いざと言うとき」(?)にアメリカは日本を守ってなどくれません。アメリカは日本を利用しているだけなのです。
 もちろんイラクの復興は世界各国の支援が必要です。でもそれはイラクの人々の自主的な努力を支援することであって決してイラクを占領状態に置くことではありません。「復興支援」と「自衛隊派遣」相矛盾する行為です。
 私たちは、以上の観点から国是にも反し、「国益」にも反し、人道にも反する「自衛隊のイラク派遣」を思いとどまるよう、貴議会が政府に意見書を提出されるよう陳情します。